2013年1月31日木曜日

さようなら、西武百貨店 #2



2013年1月30日


ここのところ何度も西武デパートにおっ母さんを連れていった。
その度に買うものがなかったと言って、お菓子のようなものを少し買ってくるだけだった。
ヨーカドーだったら、一万円ぐらいあっという間に買い物できるだろうに。
本当に買うものがない。
いや、あの頃だったら、夢のような買い物が西武でできただろうな。

もしかしたらおっ母さんは、西武デパートにさよならを言いたかったのかもしれない。

今日が営業の最終日。
記念式典もあるのだという。
営業努力もせずに消えていく西武百貨店に、今は怒りすら感じる。

もうとっくに思い出の中のデパートだ。

幻泉館日録:春一番ライブ '75~'79

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【追記】No.2
幻子心母に頼まれ、市民文化センターまで車で送って行く。
私が幼い日々を過ごした辺りの交差点で信号待ち。

「ここは歩いて通ったなあ。ここまで自転車に乗っけてきてもらったんだよ」

珍しくおっ母さんが昔の話をする。
家からそれほど遠くはないこの交差点まで、自転車の二人乗りでやってきて、そこから父は駅の反対側にある会社へ、母は町中の小学校へ歩いて通勤したのだという。

交差点に、若き日の父と母の姿が見える。

半世紀近く前、この大通りにはまだ市電が走っていたころだ。
戦後は終わったと言われながらも、高度成長の前。
みんなが貧しくて、でも近所付き合いがとても温かかったという。
朝仕事に出かけて、夕方には家族がみんな家にそろっていた。
下町の夕陽はきれいだったことだろう。
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幻泉館日録:さようなら、西武百貨店


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